就職活動する学生のみなさん

 世の中に新しい価値を生む人になる。

それがプロデューサー・メソッドを学び行動するひとの理想です。

 

 

 

 

ビジネス感覚をどのようにして磨けばいいのか。

 

 生きたビジネスの発想やスキルとは何か。 

一つの方法は自分自身がが「プロデューサー」になることです。

 

 「仕事としてやらされる労働者のための勉強」では、 

ビジネスの当事者感覚を磨くことはできません。

 

 世の中に新しい価値を生み出すプロジェクトを推進する 

経験が重要です。

 

 ライフワークとしての自分プロジェクト

  

 次のステップとして、自分の企画構想をきちんと考え人に 

説明できるようにする必要があります。  

 企画・構想・行動・実現のプロセスをつかって、 

企画・構想については今すぐにでも始めることができます。

 

 拙著「自分プロジェクト企画構想手帳 イノベーション・ノート」は、 

プロジェクトを企画構想するプロデューサーのための 

企画発想とビジネス実現のノート術のワークフローを提供しています。

 

 会社のプロジェクトではなく自分のプロジェクトです。

 

単なる思いつきではなく、論理的にも説明できるようにすることで 

説得力が生まれます。

 

 仕事や業務管理のスケジュール手帳ではなく、 

時間管理術でもありません。

 

その他にも、多くの企画術、仕事術、ノート術、手帳術など 

ビジネススキルを磨くための道具は無数にありますが、 

それらも役立つと思います。

 

 ビジネスの世界でコミュニケーションをとるにはどうするのか。

 

 自分自身の行動原理となるのが目的と立場です。

 自分の立場と自分の目的をハッキリさせる。 

「◯◯会社の◯◯部の◯◯です。」という会社の役割の 

ことではありません。

 

 まず、自分がやりたいことを「プロジェクト」としてとらえる。 

考え行動してみる。 

 そして、問題や壁にぶちあたったら、それを解決するために考え行動する。 

 自分で解決できない課題は、まわりに協力や支援を求める。

 

 それがビジネスのコミュニケーションの源泉です。

 

 

 

 

イノベーションをおこすプロデューサーをめざせ 

 

 私には、「イノベーションは試行錯誤から生まれる」という 

確信があります。

 

 工業化社会のパラダイムにおけるスタンダード、 

これまでの管理中心主義や技術革新中心主義や 

競争戦略中心主義に人びとは行き詰まりを感じています。

 

 新しい世界をつくるには新しいアプローチが必要です。

 

コトづくりを実現するためのモノづくりというアプローチです。

 

  • 人間不在のマーケティング論や技術革新論からは新しい発想は生まれにくい。新しい世界が生みだすために「ファン」という人間像と向き合うことから始める。 
  • 「楽しいという価値感」を実現するというスタンスが世の中を再構築する。
  •  顧客というマーケティングの古典的な概念は、「ファンの願いをかなえる」という発想によって、人と人の血の通った関係を意識することができる。

就職活動をする皆さんへ

 社会の変化

 

 新しい世の中には、新しいビジネスの仕組みが必要です。 

 大学生が卒業して就職できる環境はますます厳しくなっていますが、 

超一流の大企業であっても厳しい事業環境に立たされています。 

 その原因は変化に対する方針と対応力です。 

 

 一方で、2000年頃からインターネットが変えた 

世の中の潮流に対して、起業家精神の重要性が 

ますます高まっています。 

  

 10年前と比較すれば、20代で起業し企業経営に進んだ若者は

飛躍的に増えています。

 

 

 

 企業が求める人間像

 

 まず、自分視点を持ちましょう。 

自分の目的を持たない会社員ではなく、 

自分がやりたいことに真摯に取り組み

 それを企業のために活かそうとする人。

 

 社会に対して何か良いことを提供し多くの人を喜ばせたり、 

楽しませたりする経験を積んだひとが求められています。

 

 企業はその企業と同じ目的を共有できる人を探しています。

 

 何かを実現しようとする人は、自分で考えて行動します。 

 昔は、会社のルールや社会の枠組にフィットする 

従順な社員が良しとされていましたが、今は状況が変わりました。 

 

 今は、世の中を良くするために、自律的に変化をリードする人が 

社員として求められています。 

 

ビジネスをプロデュースする社員をめざせ

 

 自分の働く姿をイメージして、就職をする前に学生が 

身につけておきたいスキルは何でしょうか。

 パソコン、ワープロ、ビジネスマナーでしょうか。 

それとも、採用面接の極意でしょうか。 

それらは、大事なことですが、できて当たり前のことです。

 

 皆と同じレベルでの必要条件かもしれませんが、 

貴方自身の個性や能力を見極めるには十分ではありません。

 

 現在のビジネスの世界で最も求められているのは、 

ビジネスで活かせる発想力です。

 自分プロジェクトについて語ってみよう

 

 「これから自分が何を実現しようとしているのか」について 

語ってみましょう。

  

「自分プロジェクト」について語る真摯な姿勢と 

情熱をもった眼差しは相手に訴える力を持ちます。

 

  まず、プロデューサーに必要なことは何か。

 

それは、ビジネスで何かを実現しようとする意志力だと 

私は考えています。

 

一言でいえば、「やる気」です。

 

 やりたいというキモチがなければ、行動はできません。

 

 つぎに、それを「表現し伝える力」です。

 

 単なる自分の夢や希望を漠然と語るだけでなく、 

自分の叶えたいことを具体的に考える。 

その発想を実現するために周りの人びとの支援や協力を得て 

するためには説得力が必要です。

 

 

シンプルな情熱とロジカルな説得力の両面が必要です。

 

 そして3つ目は、「あきらめない持続力」です。 

一般的に「失敗」というわれることが、 

成功のプロセスにおける必然であったという話が無数にあります。

 

  世の中に新しい価値が生まれるときには、 

途方も無い時間とエネルギーが必要です。

 

 世の中を新しい方向に導くには従来の勢力による抵抗もあり、 

変化の速度は徐々に加速します。

 

 結果は3年後、10年後にハッキリと見えるようになります。

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